ホルモンおよび腫瘍マーカーの測定における注意点
2. 溶血の影響

NSEは、赤血球中にも存在するため、溶血検体では高値を示します。一方、インスリン、ACTH、BNPは、溶血検体では赤血球中の酵素により分解され、低値を示します。 したがって、これらを測定する場合、溶血検体は不適であり、特にNSEについては血液を採取し直す必要があります。

※正しい検査成績を得るための検体の再採取を躊躇しないでください。再採取は適正な診療が行えるので患者の為になります。

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