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EDTA-2K

検体中のカルシウムイオンをキレート除去することで強力な抗凝固作用を発揮します。血球計数(Complete Blood Count: CBC)や血液塗抹標本等の血液学的検査に最も適した抗凝固剤であり、EDTA-2K(EDTA二カリウム塩)が繁用されます。しかしEDTAは約0.05%の頻度で血小板凝集塊を形成するため、自動血球計数時にはEDTA依存性偽性血小板減少を起こすことがあります。従って、自動血球計数機で血小板減少を認めた場合には、血液塗抹標本にて血小板凝集塊の有無を確認する必要があります。
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